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2020.11.09更新

BOSO(房総×防草)草刈りサミット2020

スポーツ×草刈りで、地域の課題を「楽しく」解決するプロジェクト!!「BOSO草刈りサミット2020」が11月6日に鴨川市内で開催されたよ。

◆当日の様子をYouTubeチャンネル「ウェルスポ公式」にアップしました!

 

◆「草刈りサミット」って何にゃ?

みんなは「耕作放棄地」って聞いたことがあるかな。地域の高齢化や後継者不足などが主な理由で田畑として使わなくなった農地のことなんだけど、そういう場所には「雑草」がたくさん生えて荒れ地になったり害虫や有害鳥獣の温床になったりして、困った問題になっている。そういう場所は定期的に草を刈って手入れをしないといけないんだけど、その仕事は重労働で、地域の人たちにとって、かなりの負担になっているんだって!

 

そこで考案されたのが、「スポーツ草刈り」!!重労働である草刈りに「楽しさ」や「競技性」といったスポーツの要素を加えて、ゲーム(競技・試合)としてみんなで楽しんでしまおう!という斬新な取り組みだ。

 

◆ウェルスポチームも出場!「スポーツ草刈り」

 

ルールは簡単で、美しく草を刈り取ったチームが勝ち!この日は鴨川市内の耕作放棄地を舞台に「草刈り」の技術を競い合ったよ。出場者は農業従事者の他に、一般から、僕たちウェルスポチーム、市役所チーム、里のMUJIみんなみの里チーム、JTBチーム、国際武道大学チームと、いろいろ。スポーツに携わるイベントなら、僕たちも負けられない!!

 

くじ引きで割り当ての草刈り区画を決める。

 

 

草刈り前の、草ぼうぼうの耕作放棄地。人の背丈ほどもある黄色い花の「セイタカアワダチソウ」がこれでもか、と茂っている!

 

試合前にチームごとに割り当てられた草刈りの区分けを確認。手作り感満載。

 

◆さあ、競技スタート!!

草刈りは回転歯を使った機械で行うので、安全性を重視して、スピードは競わない。地元農業従事者のいわば「プロ」が「美しい草刈り」の技術点を評価する審査スタイル。

 

はじめは草の中に人がうまっているような状態からはじまった!

ゼッケンをつけた「選手」たちが、気持ちいいくらいに草を薙ぎ払っていく!

農業従事者ではない一般参加者たちは、真剣そのもの。

草刈り機を持つ選手たち、なんかカッコいいぞ!

初心者の僕たちは、農業従事者の方に上手な草刈り機の使い方を教えてもらったよ。

どんどん草が刈られていく。気持ちいい!!

実況中継と、参加者たちの真剣勝負を眺める審査員の面々は、なんだか楽しそう。

 

◆楽しくて地域に貢献できるって、気持ちいい!!

優勝は地元農業従事者の方だった。僕たちは一生懸命やったけど、きれいに刈り取るのって、思ったよりも難しい。でも、草刈り機って、面白いくらいに草が倒れていって、気持ちいいんだ!!それで、地域の皆さんのお役にも立てるなんて、嬉しくなっちゃうね。

 

優勝者のインタビュー。「大変だけど、ストレス解消になった」って、その気持ち分かる!!

国際武道大学チーム。草刈り完了で達成感!

僕たちも頑張ったよ。次の日は筋肉痛だったけど…。来年はトレーニングをつんで、勝つぞ!!

 

◆第8回スポーツ振興賞にて「一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構 会長賞」を受賞!!

草刈りサミットは、鴨川市の農業従事者からなる「鴨川市中山間地域等活性化協議会」の会員が中心となり、里山の環境保全を目的としておこなっている。じつは、地域課題を楽しく解決につなげようとする、まじめな取り組みなんだ。社会課題の解決とスポーツイベントを結びつけたユニークなコンテンツであるとの評価を受けて、公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会と一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)が主催する第8回スポーツ振興賞にてJSTA会長賞を受賞したよ!

 

⇒「BOSO草刈りサミット開催」に関するメディア向け資料【ニュースリリース】はこちら

 

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