ウェルニャンレポート
【体験レポ番外編】鴨川暮らしセミナー(かもくら)@里のMUJIみんなみの里
今回はちょっと趣向を変えて、市のセミナーに参加してきたよ。
【体験名】鴨川暮らしセミナー(かもくら)(鴨川市ふるさと回帰支援センター)
鴨川市が主催する、「人」と「先輩移住者」と「地域」とつながる、移住前に田舎の暮らし方を学ぶことができるセミナーだが、誰でも参加できる。二拠点生活者や、もともと鴨川に住んでいる人でも大いに楽しめる内容。
畑に出て農作業について学んだり、地域の方とお話ししたり、文化体験をしたり…と内容はさまざま。開催は月2回程度(年間20回)。
■鴨川の「くらし」を体験するにゃ!
もともと鴨川生まれの僕。それでも楽しいよ!と聞いて参加することに。
参加者は近隣市や都内の方、熟練参加者も、初めての方もいる。男女は半々くらいで年齢も様々なので、誰でも参加しやすい雰囲気。
僕はなじめないんじゃないかと心配していたけれど、皆さん名札もつけてくれていて、初めて参加する僕でも話しかけやすかった(最初は、参加者、先生、スタッフなど、なかなか覚えられないもんね!)
■まずはセミナー室で座学や雑談
はじめは自己紹介から。
そして早速、セミナーの講師の方から、この時期の主な作物の具体的な手入れ方法についてお話し。
豆類の植え方、サトイモの種類に応じた葉切りの方法、天候による稲の収穫量の予測、各作物への肥料や水やりの仕方など、多岐で具体的!これは実際に農作業をやっている人でないと、ちょっと難しい。分からなくても「そういうものなのかー」という感じで大丈夫(と思う!)。
僕が面白いと思ったのは、植物の葉や花のこんな部分がこう変化していたら、水が足りていない、肥料が足りていないというのが分かるということ。植物を常に観察して、変化を見ながら診断して、どう世話するかを決めていくんだって。なんだか理科の授業みたい。
参加者もその場で質問したり会話したり、和やかな雰囲気。
ちょっとブレイクで房州弁講座なんてのも。みんなは分かるかな?
僕は鴨川生まれのネイティブだから、これくらいは簡単だよ!
お昼休みは敷地内の産直所でお弁当やおやつを買って食べることもできる。MUJIのカフェでランチもいいね。
■午後は畑やハウスで実習
午前中、先生が教えてくれたことを、実際の植物で確認する。思っていたより、見極めが難しい!
サトイモのどこを切ったらいいか、判断できない。説明で分かったつもりだったのに。そして、切ろうとしても、うまくできない!(切っちゃいけない茎がそばにあったりして…)。何回か経験して、ちょっとできるようになった。
市のスタッフの方がお世話した農作物を、講師の方が診断。トマトでは病気や実割れの原因や対処法を解説。水が不足した状態から、急に水をあげると、実がひび割れてしまう。では、水が足りているかどうかを見極めるには…という感じで説明してくれる。実例があると、ぐっと分かりやすくなるね。質問にもすぐに答えてくれて、頼もしい!
ポットに植えるため、セロリの苗を1本ずつ分ける。僕がやると根がからまって離れないし、切れる。先生にコツを聞いたら、根をほぐすんじゃなくて、茎の方から分けていくんだって。なるほどー。
■僕的にメインイベント!収穫体験
トマトの収穫は、へたの少し上を折ると上手く取れる。僕がやるとへたが茎に残ってしまう…。ハサミを使えばいいけど、時間がかかって実践向きじゃないらしい。うまく取れた時は嬉しくなる!
ナスのへたには棘があるって知ってた?
ニンジンの収穫は簡単!すぽっと出てきて気持ちいい。
キャベツの収穫が上手くできない…と苦戦していたら、硬い茎よりも少し上の方を切るんだって。今度はザクっと気持ちよく切れた!
かごに収穫物がたまっていく。わくわく。
■体験を終えて
やってみないと分からないことがたくさんありすぎて、楽しかった!!
ちょっとした知恵や裏技?なんかも教えてもらえる。効率的な肥料のまき方とか、収穫後や買ったキャベツの長持ちのさせ方とか…(茎に楊枝を刺すんだって!どうして?)
今日感じたのは、農作業は実際に経験しないと難しいということ。植物もひとつひとつ形が違うから、慣れるまでは教えてもらわないと、まず見極めができない!だから、ここで身近な先生や先輩や仲間ができることは、とてもいいなと感じた。
参加は誰でも歓迎だから、もともと地元に住んでいる人でもOKなんだって。畑で作業することは楽しいし、色んな人と知り合うことができて、おススメだよ!
お土産に、今日収穫した野菜をもらった。
キャベツはしゃぶしゃぶに、根野菜はポトフにして食べた。自分が収穫したものって思うだけで、何倍もおいしくなるね!育てたら、もっと感動するんだろうなあ。
■注意した方がよいこと
毎回、内容は異なるみたいだけど、もしも畑に出る場合は、長靴がおススメ。僕はローカットの防水スニーカーだったけど、泥がこびりつくから、洗う時に水が跳ねることが大変だった。収穫や農作業がある時は、園芸用グローブがあると安心だね。
■おまけ
今日は小さなカエルがたくさんいたよ。カエルをさがせ!!
↑3枚目は超難問!
答えは…
ここ!!
↓↓↓
【体験概要】
取材日時 2020年7月4日(土)10:30~15:50
鴨川暮らしセミナー(かもくら)(鴨川市ふるさと回帰支援センター)/場所:里のMUJIみんなみの里
1人1,000円(税込)/所要時間 6時間程度
※記事の内容は取材日の体験に基づくものであり、今後、内容変更等の可能性があることをご承知おきください。
※体験の申し込みや問い合わせは、施設のウェブサイト(下記リンク)より、施設へ直接ご連絡お願いします。